TW20第15回行程ご案内

　久し振りの案内をさせていただきます。
　諸々の事情でご無沙汰していた行程を再開したいと思います。
　昨年は結局下記の行程は果たせず､指し詰め関所で足止め喰ったというところです｡
　愛知県への一歩を皮切りに今年はどこまで行けますやら？？？
　薄れ掛けていた東海道への想いを高めるべく改めてバイブルを見直すこととしましょう。
　奮ってご参加ください。

〔概要〕
　本行程は久し振りに観光色の強いゆっくりとした行程となりました。
　廣重五十三次浜松宿の風景を探すのに手間取ったこともあったのですが、スタート地点にほぼ近い浜松城を時間をかけて散策するわ、夕食に予定していた名物の鰻を昼食から食して舌鼓を打つわ(流石になかなか美味でした)、夕暮れには浜名湖の風情も良かったりして、結局予定の行程より短くして終わることになったわけです。新居の関所を前にして足止め喰ったようなものです。でも、こんな歩みになるのも一興と言えましょう。
　浜松宿近辺は、徳川家康のフランチャイズだったにもかかわらず、その名残は浜松城くらいしか無く、史跡は立札ばかりとちょっと残念でしたが、そこかしこに秋葉灯籠の社や寺社があって、この地に住む人達の信仰心を高さを感じました(現代の人はどうか知りませんが)。
　続く舞阪宿はなんと言っても浜名湖。街道湖畔手前付近から潮の匂いがしてきたかと思ったら、眼の前に夕日を正面にあしらった湖が広がります。なかなかの風情にこの辺りで時間を潰して先の宿場へ進むのを止めたものでした。さらにちょっと進んで同じ浜名湖畔の弁天島まで歩くと、そこは砂浜を擁した海水浴ができるリゾート地。ちょっと潮風がベタベタしましたが、一日歩いた身体を癒すには絶好の場所だったと言えます。次回はここが出発点になりますので、同様の気分を満喫していただきたいと思います。
　さて、本東海道ハイクではいたるところに神社が存在するのですが、結構同じ名前のものが多いことに気づきます(八幡神社とか諏訪神社とか熊野神社とか…)。宗教関係に疎い私ですが、毎度毎度出くわすのに放っておくわけにもいかないと思い、この程神道関係の本を購入して勉強することにしました。ご祭神が分かるだけでも結構楽しめるものです。次回以降の関心事がまた増えてしまいました。皆さんも一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。
　興味のある方、是非ともお気軽に？ご参加ください。

廣重東海道五十三次保永堂版 <浜松>	Tosh 東海道五十三次 TW20版 <浜松>
「ざざんざの松」。保永堂版の野っ原は現代は住宅街の一角。
廣重東海道五十三次保永堂版 <舞坂>	Tosh 東海道五十三次 TW20版 <舞坂>
浜名湖。弁天島方向を望む。

〔集合〕
　今回も車でスタート地へ行くことにしたいと思います。
　参加希望の方は出席意志を早めにご明示あれ！
　定員オーバーになった段階で再度電車案内を差し上げることにします。(もう新幹線必須です)

〔行程〕
　舞阪宿30-(5.6Km) -新居宿31-(6.5Km) -白須賀宿32-(5.8Km) -二川宿33

〔概要〕
　舞阪宿は弁天島からスタート。往時のルートを重ねると浜名湖の湖上から開始ということになります。
　新居宿は箱根宿と同様関所があることで有名な宿場です。そのチェックの厳しさは箱根以上だったそうです。史跡が整備されているようなので、箱根関所との違いなど理解できると良いと考えています。
　白須賀宿には汐見坂という長大な坂があり、当時この坂上からは東海道を下る(江戸に向かう)旅人が初めて富士山にお目見えするとされた場所です。また、眺望が良いとのことですからそれも期待したいところです。
　そうそう、今回は出発点に戻ってきた時点で、出来れば弁天島温泉に行ってみたいと考えています。温泉ｇｏｏｄｓをお忘れ無く！
　二川宿からはいよいよ三河の国(愛知県)。東京、神奈川、そして長い長い静岡県を超えるに至って4県目です。
　張り切って参りましょう。

〔準備〕
　・現金
　　　①食費
　　　②交通費　集合場所までと終着地点から車に戻るまでの運賃。
　・服装
　　　①可能なら弁天島温泉へトライしたいと思います。入浴できる準備を！
　・食事/水
　　　①本行程では道々ゲットできそうです。
　・地図/資料/文献
　　　①旧跡を訪ねる上でも何かしら準備された方が良いと思います。
　・カメラ、ビデオ、筆記用具、ガイドブックなど有意義に過ごせるgoods
　・そして、有意義な旅にするためにめいめいのテーマを引っ提げてきてください。

〔その他〕
　現地までの交通機関の決定等ありますので、出席予定者は幹事まで連絡願います。

★バイブル
　　新しいバイブルをご紹介します。
　　　今昔東海道独案内　今井金吾著　日本交通公社 4,854円(税別)
　　そして、恐ろしいことに、併せて中山道バージョンも入手してしまいました。
　　京都まで制覇したら今度は中山道を江戸まで戻ってきましょうか！！！
　　まだ、冗談のレベルですが…

タイトル	著作者	出版社	金額
東海道五十三次ハンドブック◎	森川昭	三省堂	1,600円(税別)
広重五十三次を歩く(上・下)	NHK出版編	NHK出版	各1,800円(税別)
広重の東海道五拾三次旅景色	堀晃明	人文社	2,730円(税別)
今昔東海道独案内	今井金吾	日本交通公社	4,854円(税別)