TW20第6回行程ご案内

〔概要〕
　前行程は大磯の海、街道松、小田原宿場町の風情等々、案内で御案内した通りの風光明媚な景観と、道中の潮の香に歩みも軽やかでした。
　待望の富士山も靄に霞んでではありますが、箱根の山々の間から我等が眼前にお目見えし、その雄大な様にますます東海道ハイクの魅力を感じてきます。
　それはそうと一寸感動したのは、集合場所への道すがら、なんと我等と同じ旧東海道の道々を記したバイブルを持って電車を待つ御仁が眼の前に立っているではないですか。話かけようかとも思ったのですが、そうこう迷っているうちにその方は戸塚駅にて下車されたので果たせず終い。残念でしたが、同じ目的を持って旅している仲間が他にいることを知り、変人扱いされている身としては(もちろん、この案内を読んでいただいている方々はそんなことは思ってはいないでしょうけど)何とも心強いものを感じました。
　興味のある方には是非ともお気軽に？ご参加ください。

廣重東海道五十三次保永堂版 <小田原>	Tosh 東海道五十三次 TW20版 <小田原>
酒匂川の景観。どうしてもアングルがしっくりこなかった構図。

〔日付〕
　平成9年12月13日(土)～14日(日)
　・雨天時、ハイクプランを変更する場合があります。
　　旅籠？を予約しているので中止はありません。

〔集合〕
　小田原駅丸井前　9:15集合
　・東海道本線小田原駅、新幹線小田原駅、小田急線小田原駅
　・交通案内(参考):
　　　東海道本線　東京駅7:40--横浜駅8:06-小田原駅9:06
　　　新幹線　　　　東京駅8:31-新横浜駅8:48-小田原駅9:12
　　　小田急線　　新宿-小田原間　急行にて2時間弱
　・待ち合わせ場所:
　　　小田原駅丸井前

〔行程〕
　小田原宿9-(16.5Km)一日目-箱根宿10-(14.8Km)二日目-三島宿11

〔概要〕
[プレ案内]
　上方目指して歩み行くこと早6回目の行程を迎えることとなりました。
　いよいよ前半の山場である箱根八里越えにチャレンジです。
　今行程は、折角の温泉場の行程でもあることから、TW20のメンバ以外にもお声を掛けることにしました(お友達にお声をかけて頂いても構いません)。
　箱根は、単に旧東海道のルートというばかりでなく、「天下の険」と呼ばれるだけあってトレッキングコースとしても楽しめると共に、歴史と文化・芸術といった文化面も兼ね備えた土地柄です。各サークルメンバの方々にもそれぞれの観点で楽しんでいただける可能性があると思っております。
　さて、今行程は折り合いが付けば通常通り日帰りプランを検討するのですが、交通機関の連絡が拙く、どうも箱根に着いた途端帰るのに一苦労しそうな状況になります。
　ということで…
　1日目　集合--小田原宿発--箱根宿泊(温泉付宿の予定)
　2日目　箱根宿発--三島宿着--帰宅
と初の宿場泊プランを敢行してみようかと考えています。
　実際のところ宿の予約が取れるかも定かではありませんが、上記案をたたき台として、参加ご希望の方にコメントをいただきたいと思っております。
　なお、TW20以外のメンバのことも考えて、1日目はハイクには参加せず箱根で遊んで2日目からハイクに参加するとか、その逆で2日目は箱根で遊んで帰るというのもありにしようかと思います。当然、リーダーが交通機関を保証しなくても、宿泊せずに這ってでも帰るという方がいらっしゃればそれも一向に構いません。
　参加方法については取り敢えずわがまま勝手にご相談ください。
　但し、宿泊だけ一緒ってのは認めませんので悪しからず(大名行列程の参加者数になったら箱根本陣を予約せねば…)。

[本案内]
　箱根の道は険しく、東海道随一の難所というだけあって、坂のそこかしこに逸話が残っているようです。ガイドブックと照らして往時の旅の困難さを想像しながら歩くのが一興かと。また、寺社、関所、碑等も押さえながら歩きたいポイントですが、一つ一つチェックしていてはとても日暮れまでに芦ノ湖湖畔(一日目宿泊場所)までたどり着けそうにありません。
　さらに旧東海道は石畳道といった他の道には見られない特色もあって一興の地と言えましょう。流石の景勝地です。
　箱根峠を超えると三島宿までは山道と言っても下りのみになりますが、我々にとっては温泉街や芦ノ湖の景観に代表される東側と比べるとマイナーな印象があります。新しい箱根の一面を知ることができることでしょう。
　そして、この地では、当ハイク最初の宿泊プランを敢行するに至りました。
　疲れた身体を温泉の効用が癒してくれること請け合いです。
　箱根を超えればいよいよ静岡県。神奈川県を過ぎると歩いた距離も5分の1に達したことになります。思～えば遠～くへ来た～もんだ～。
　今回は総勢9名の催行。始まって以来の大人数となりました。楽しんで歩きましょう。
　雪など降らなければ良いのですが…。

〔準備〕
・現金
　　①食費　任意(宿は2食付き)
　　②交通費(在来線運賃)-東京→小田原　約1，500円
　　　　　　　　　　　　　　　　　　三島→東京　　約2，000円　
　　③宿泊費　12，000円
・服装
　　①旧東海道随一の難所とうたわれた行程です。靴には特にご注意を。
　　②一泊行程ですので、着替え等荷物にならない程度に持参ください。
　　③暖冬と言っても冬至前真冬の山道です。防寒具を考慮ください。
・食事/水
　　①案内からすると途中での調達が困難な風にも見て取れます。
　　　家より持参するか、早めにコンビニで入手するが良いでしょう。
・地図
　　①旧跡を訪ねる上でも何かしら準備された方が良いと思います。
　　②観光ガイドの案内も今行程では有用です。
・カメラ、ビデオ、筆記用具、ガイドブックなど有意義に過ごせるgoods 。
・そして、有意義な旅にするためにめいめいのテーマを引っ提げてきてください。(これは必須！)

〔宿泊〕
山形屋(0460-3-6410)
・宿泊費　12，000円
・場所が芦ノ湯温泉ですので旧東海道からちょっと離れてしまいますが、石仏群等の立ち寄りスポットもあって只の寄り道にはなりません。
　さらに言えば、旧東海道の旧道はこの辺りにありました。新旧の旧東海道を楽しむこともできます。
　とは言っても、疲れと暗さで早く温泉に辿り着きたい気持ちしか無いかもしれませんね。バスが残ってりゃいいんですけど。

タイトル	著作者	出版社	金額
東海道五十三次ハンドブック◎	森川昭	三省堂	1,600円(税別)
広重五十三次を歩く(上・下)	NHK出版編	NHK出版	各1,800円(税別)