開催日時
　平成9年5月5日(月)　13:00〜

開催場所
　岸野姉邸です。

参加者
　コーヒー好きの方全て。
　この案内状でコーヒーに興味を持たれている方を適宜お誘いください。

今回はこんな趣向にて！
Ｐａｒｔ1　ハワイ直送ハワイコナを飲んでみよう。
　某Ｇ氏が、顔をコーヒー豆色にして、現地調達してきてくれました。
　彼は、幹事の私のせいで出席が危ういのですが、豆は生きています。
　新鮮さが命。美味しさは刻一刻と失われていくのです。
　心を鬼にして、迅速な開催とさせていただこうと思います。
　ついでながらハワイコナ概論を述べれば、その特徴は鋭い酸味を有しているということ。
　浅いローストだと酸味が強くなるので、日本では深いローストで売られるのが常なようです。ドトールのハワイコナでも同様。今回もコーヒー油脂が滲み出したフレンチ・ローストです。
　という豆の特性もありますゆえ、ペーパードリップも良いですが、エスプレッソも試してみましょう。
　ハワイコナのもう一つの面白さは、オールド・ビーンズでおいしく飲めることです。
　お米と同じで、通常は新豆が良いとされるのですが、ことハワイコナに関しては、一年間倉庫に保管された古豆にすることより、味がマイルドになり、非常に飲みやすくなるとされています。これをして、他のオールド・ビーンズと画してオールド・コナと賞されるステータスを得ているのです。
　なお、ハワイに因んで、今回ばかりは「アロハの宴」(某Ｇ氏ネーミング)ということでご承知置きを！

Ｐａｒｔ2　ギリシャ・コーヒー(グリニコス・カフェ)
　昨今、ギリシャ付いている私ですが、今回はフラッペにチャレンジしてみましょう。
　フラッペとは、インスタントコーヒーをシェイクして、泡を有した飲み物にしたもの。
　本来は、事前に練習してからとか、ギリシャ人ムルチェス氏にレクチャーを受けてから、この会に臨みたかったのですが果たせず、ぶっつけ本番ということでやってみましょう。
　岸野姉、インスタントコーヒーの準備をお願いします。

Ｐａｒｔ3　トルコ(アラビア)・コーヒー再登場
　前回、思いの外大好評だった煮出しコーヒー。
　実は前回のコーヒー粉が残っているんですね。
　もともと、深煎り、極細挽きの豆ですから、少々風味が飛んでいても問題ないでしょう。今一度楽しんでみましょう。

Ｐａｒｔ4　カフェ・ロワイヤル・リベンジ
　前回失敗したカフェ・ロワイヤルを再トライしてみましょう。
　ロワイヤルスプーンを用意して…、着火マンを準備用意して…。
　おっとブランデー買って来なくっちゃ…。

Ｐａｒｔ5　その他はリクエスト次第です。
　「Atelier de Graine(豆工房)のコーヒーサービス」が楽しめます。

毎度のショートスクリプト
　通りすがりの喫茶店で何気なく飲むコーヒー。
　別に綺麗でもお洒落でも無い店内なのに、味はなんと一品。
　「おぉ〜」と思ってマスターを横見する。見る限り何もかも普通。
　でも、妙に口の中に広がる香りと心地よい苦みに敬意を表し、煙草を消して、冷たい水で口を洗い、コーヒーの中に隠されているものを探すべく、目の前のカップと真摯に対置した。
　小さな幸せに浸る瞬間である。