[同回報告]  [TOP]  [INDEX]

★WGT 第4フェーズ第9回(通算第36回)【ノルウェー料理】案内

●国  名:ノルウェー王国[諾威]

●開催店:ALLT GOTT(アルトゴット)[吉祥寺]

●幹  事:Tosh

●実施日:会員向け日程調整メールをご参照ください[会員受付(入退会)は適宜行っています]

WGT(World Gourmet Tour in Japan)会員各位

 第4フェーズも大詰め。当フェーズに固まって選出されていた北欧シリーズも最後の4カ国目となりました。選定はノルウェー料理です。

 ノルウェーというと、直感的にフィヨルドを思いつきますね。そして、このレポートを書く段に至るまで全く頭に浮かぶことは無かったのですが、書きながら突然、『世界最大は「ソグネ・フィヨルド」』という地理の記憶が蘇って、おぉ!って気分になりました。内陸200Kmに及ぶ深い入り江と聞くと、想像するだけで壮大な感じがします。こうした地形を利用してヴァイキングが活躍していた様子に思いを馳せると、これまたイメージが膨れ上がりますね。
 次いで
氷河、白夜、オーロラ…。あっという間に自然にまつわる言葉が思い出されてきます。これらを体験するために旅行する日本人もそれなりにいるのかと思いますが、実に自然的魅力が満載な国と言えます。
 因みに、
リアス式海岸フィヨルドの違いって分かりますか? 前者は通常の山谷に海が入り込んで形成されたものであるのに対し、後者は氷河によって形成されたU字谷に海が入り込んで形成されたものです。別に地理が得意教科であったわけではありませんが、何やらいろいろと思い出します。ハハ。

 また、文化的側面にも、少し連綿性のある知識があることに気付きました。
 国民は「ゲルマン系がほとんど」との記載から、おっ
北欧神話ネタがあるじゃんと思い当たったのです。詳しいわけではありませんが、別の趣味である美術史研究の一環でギリシャ神話を勉強した時に、北欧には少し亜流な神話があるんだぁと、その存在が心に留まったわけです。神々と巨人族の戦いなんて話は面白かったですよ(なんか字を見ていると阪神対巨人に見えるなぁ)。で、その神話の直系なのかどうかはよく分かりませんが、19世紀にはそれまで口承伝承であったノルウェー民話が整理され(ここはつなぎの新知識です)、この民話をベースにノルウェー劇作家イプセンが『ペール・ギュント』を書きます。さらにノルウェー作曲家グリーグが同名の詩劇を作曲します。言われてみると、あぁって感じじゃ無いですか? このグリーグの組曲、個人的にちょっと思い入れがあって、第一組曲の前奏曲『朝』(MIDI)はとっても心洗われるメロディで大好きだし、第二組曲の『ソルヴェィグの歌』(MIDI)は学生時代に演奏したことがあるんです。こちらも綺麗な叙情的なメロディ。そんなこんなでCDも買ったのですが、いつのことだったか、誰かに「この曲かったるくありませんか?」ってコメントされて、好きな曲を否定されたことに真面目に怒った思い出があります。ハハ。

エドヴァルド・ムンク「叫び」 さらに得意な美術分野からは、あの『思春期』や『バンパイヤ』で有名なムンクが挙げられます。つい最近にも盗難にあっていた『叫び』が見つかったってニュースがありましたね。でも、こんなニュースに関心あるのは私だけかしらん。これ以上の内容は興味が無い方にとってマニアックになっていくので止めておきますが、ムンクという画家は、表現主義画家としてかなり研究価値があると言えるんですよ。
 ノルウェーという国、レポートを書き始めるまで「全然知らないや」って思っていたんですが、結構すらすらネタを並べることができるものですね。えっ、出し尽くして無いかって? うーん、微妙…。

 店の紹介に行きましょう。
 こちらは、蘊蓄ネタのようにスラスラ行かず、正直困ったんです。ネットを探してもノルウェー料理の店が無く、スウェーデン料理とくっついていたり、北欧料理と括られていたりということなんです。会則にも括りは原則認めないことにしてあるし…。
 それでも、首都名を店名に使っているを理由にとか、ノルウェー産サーモンを出すという薄っぺらい根拠でなんとか逃げきろうとか思案した挙げ句、スウェーデン料理ともノルウェー料理とも肩書があってすっきりしないという思いもありつつ、
トナカイ食べさせる店!というテーマにおいて、吉祥寺「アルトゴット」を選定することにしました。(ちゃんとノルウェー料理と検索して出てくる店ですよ)
 もう一つの理由は…。冒頭に挙げたように北欧4カ国目。重ねて出席されている方には感じていただいているように、食材や代表料理が被るんです。
ニシン、ミートボール、チーズ…。スタイルとしてスモーガスボード(バイキングスタイル)。他の店は既開催国と似たりよったりという趣もあったため、特徴のある店を選択することにしました。とは言っても、被る部分は多分にあることは覚悟願います。

店舗:ALLT GOTT[アルトゴット]
住所:武蔵野市吉祥寺本町2-28-1 シバタビル2F

電話:0422-21-2338
地図:http://rp.gnavi.co.jp/5526511/map/

 食を楽しみ、文化を楽しむ。日本にいながら世界旅行。
 文化を食して、異国の空気を感じましょう。
 美食に幸あれ!

WGT主宰&第36回幹事 Tosh

★参加表明返信はこちらからどうぞ

[同回報告]  [TOP]  [INDEX]