●国 名:朝鮮民主主義人民共和国★WGT 第3フェーズ第10回(通算第26回)【北朝鮮料理】報告
●国 名:朝鮮民主主義人民共和国
●開催店:焼肉・冷麺専門店 ＫＯＲＹＯ(コリョ)[赤坂] 閉店(2011/01/01確認)
※流れを汲む店として、「韓流冷麺サンムーン」が銀座で営業しています。 閉店(2013/07/31)
●実施日:2005/01/27(木)
●参加者:5名(幹事:上野兄)
韓国料理店が立ち並ぶ赤坂みすじ通り。北朝鮮料理なのか、韓国料理なのか、端から見ていると判断が付かないものですが、今回は事前に特定されているので安心して訪店。
1年余りぶりの再開は上野兄が北朝鮮料理を幹事してくれました。
昨今、北朝鮮の情報は事欠くことが無いので、どんな料理なのかというのは多少なりとも想像がつきます。
しかし、実際放送されている食べ物は、ジャガイモ、トウモロコシなどなど、貧困国としての食べ物ばかり。では、韓国料理と被るのかと思いきや、上流階級のメニューを見ても、似ているような似ていないような。仮に被るとした時、焼肉やキムチは、どちらが発祥？ そもそも同じ民族。起源を探ることなど無意味という気もします。
そんな中、冷麺と言えば「平壌冷麺」の名が示す通り、一応北朝鮮の名物と認識できるメニュー。
こんな取っかかりを持って、今回は店を特定です。
ここの料理人は平壌・高麗ホテルで修行したとのこと。国籍は定かではありませんが、美味ければいずれの民であろうと文句はありません。ということで早速食事。
この店での冷麺は二種類。一つは普通の深い器に盛りつけられたいわゆる冷麺。もう一つは、平たい器に盛られるチェンバン麺。後者が北朝鮮色を強くし、「ピョンヤン生まれの本物スープにミレニアムの伝統が凝縮」なんて触れ込みです。
開始時間が過ぎても、人が集まらないので、前菜代わりにまずは普通の冷麺を食します。
なかなか美味。普段冷麺を食べつけているわけでは無いので、比較してどうのこうのと言えるものではありませんでしたが、腰の強い麺とあっさりしたスープ、具の風味とのバランスは一品だったと思います。ただ、どこかで食べた冷麺はもっと黒い麺だったように記憶します。どちらが標準なのか分かりませんが、まぁ美味しければどちらでもよいということで。
そうこうしているうちにメンバも増えて来ましたので、焼肉、チゲ、チヂミ、クッパなど、韓国料理と被りそうなものを食します。
と言うより、冷麺以外に北朝鮮らしさを醸すメニューが何だか分からなかったのですけどね。そんな状況なので、これらについては説明省略です。
間をすっ飛ばしたのでもう最後です。
二つ目の冷麺チェンバンミョンを食します。
前述の通りに平たい鉄皿に特製スープをヒタヒタに。そこに麺を敷きつめて後、キムチ、牛肉、野菜や果物を、ちょっと気取った冷し中華の如く並べて出来上がり。見た目はなかなかです。
味はというと、正直普通の冷麺の方が美味しかったというのが感想。いろいろ食べた後だったからかもしれませんが、スープの味は多少クセがあったように思いました。でも、逆にそういうところがオリジナリティを感じて楽しいということもありますけどね。
そういえば、韓国料理なんかでお馴染みの鉄の箸は出て来ず割り箸を使いました。インド人の友人に料理を御馳走になった際に、手で食べることを繰り返して以来、箸にしてもスプーンにしても材質が違うと、同じものを食しても味わいが変わるということに気づいています。韓国料理独特の鉄の箸を使っていたら少し別の感想があったかもしれませんね。もっとも、滑るわ冷たいわで、個人的に好みでは無いので、感想はマイナスに向かうこと請け合いですけれど。
食以外の話題は、専らテレビネタが中心でしたが、Ｙ兄が小ネタを提供してくれたりで形にはなったかと。
1年ぶりの再開のリハビリはこんなもんでしょうか。
現在の北朝鮮は、軍国主義時代の日本の体質が被って見えて仕方が無いのですが、早く理性的になってもらって、国際協調姿勢を向上させていただきたいものです。早く拉致者を解放して、日本と友好関係を確立した方がお国のためだろうにと思って止みません。
そんな願いを込めて北朝鮮の回は終了です。
第27回は、Toshがミクロネシア料理を担当。(24回で幹事をしたばかりだなぁ)
第28回は、山中兄が担当。
今後のWGT、いずれの回も皆様奮ってご参加ください。
WGT主宰 Tosh