六義園　紅葉ライトアップ

　今年は諸々あって紅葉狩りに行けず仕舞い…かと思っていたのですが、六義園で夜間公開がされているとの情報をゲット。
　夜でも見られるのなら！と出かけてみました。
　夕方から出かけたため、露出不足でなかなか上手く撮れませんでしたが、デジカメのモードを駆使してなんとかなんとか。
　画質はボロボロですが、構図や色彩として面白い感じになったものもありましたのでアップしてみます。

都内有数の庭園の名に恥じない風流な景色です。

　六義園(りくぎえん)とは。
　ＪＲ駒込駅近くの公園です。
　徳川5代将軍綱吉の側用人:柳沢吉保が、和歌の世界を庭園で表現しようと下屋敷に造園したものだそうです。明治期には三菱財閥創始者岩崎弥太郎の別邸だったとのこと。
　六義は、和歌の六種の風体を意味し、古今和歌集の仮名序で述べられている「そへ歌・かぞへ歌・なずらへ歌・たとへ歌・ただごと歌・いはひ歌」がそれになります。
　そもそもは「詩経」の詩の六つの類型である、性質・内容から分類した風・雅・頌と、表現から分類した賦・比・興を元にしているとか。
　命名はこれに由来するんですね。
　さてもさても、解説版は読みつつ意識も高められずだらだらと歩きましたが、この思想が表現された庭園か感じながら歩いたり、一句詠んでみるが乙だったでしょうか。

では、ライトアップ時間の写真をば。幻想的な趣があります。